2009.10.03

ニューMD50mmの分解

いつの間にか使用しない標準レンズが増えてしまい、処分する。

マクロレンズという名目で、間違いを確信して入手した標準NMD50mmF1.4はジャンク処分すると言っても実用レベル級までメンテすることが出来た。レンズ手入れの技量も向上することが出来たし、入手時より少し高く落札されたので両得。
後玉の最前面にあったほぼ全面の薄いカビはクリーニングペーパーとクリーニング液で殆ど綺麗になってレンズユニット内部に至るような重症では無かった。

前玉ユニットの最前面レンズの背面の僅かなくもの巣状カビは撮影には影響しない程度と思われるが、気になるので敢えて分解清掃を試みた。

驚いたことに、ニューMDでは後玉ユニット、前玉ユニットとも構成レンズをバラバラにすることが出来なく、樹脂にインモールドされたかに見える薄い真鍮製?のレンズリテーナをかしめ(シーミングのような塑性変形)られていた。この分解方法が正しいかどうかは甚だ疑問であるが、慎重に周辺を少しづつめくり上げ、縁が半周ほどめくれたところで、レンズの縁にマイクロドライバーを差し込んで、チッピングしないように注意してこじると...パコンとレンズが外れました。
おそらく数十年振りに吸った空気、「フーッ」て感じなんでしょうかね。

右下が前玉ユニット。後玉ユニットの取り外しは簡単なので省略します。
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こちら前玉ユニット。ねじ部品は一切無く、外周は樹脂製。
F1000347


最初は要領がわからず、少し大胆にめくってみた(3時の位置)。これで接着は無さそうだったので、できるだけ少しだけめくることにしたが、構造上半周ちょっとはめくらないとレンズを戻すのが困難になる。

無事分離された最前面レンズと前玉ユニット。この先さらにレンズをばらすにはどうしたらよいのだろうか。見た限りでは困難。
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気になったカビも簡単に綺麗になったので裏表面だけだった模様。これ以上は深入りしないで元通りに。この工程はマイクロ(マイナス)ドライバと竹の割り箸をナイフ状に削ったへらでめくりを、普通の柔らかめの割り箸の断面などを上手に工夫して少しづつ回してかしめに使うとキズも付かず、ほとんど元通りにすることが出来る。

手元には敢えて古いモデルの、MDロッコール50mmF1.4を残すことにした。やっぱりミノルタにはロッコール(六甲に由来)の名前がある方が好みだ。


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AUTO ROKKOR PF58mmF1.4ふたたび

期せずして年初に入手したレンズ。
絞り羽根が油で粘ついていて絞り込んだ後に開放に戻らず、絞りリングを回して開放にしていたが、先日専用工具を借りたのを機に思い切って分解清掃してみた。

同じタイミングで分解清掃したニューMD50mmF1.4と比べて、非常に良く出来ているというか、合理性の片鱗もなく完全分解できる構造で、プラスチック部品の使用も皆無、マイクロねじなど切削部品のようで、まさに精緻の結晶って感じ。当時の日本のものづくりの良さを垣間見れる製品である。

このレンズの為にその後手に入れた純正フードD57KB(これがまたオールアルミ製単純テーパーというビンテージ雰囲気ありありで◎)を付けて、モードラを装備してみた。
さて、58mmという自分には新鮮な焦点距離で何を撮ってみよう。
Dscn20311

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2009.09.24

出品間違いを確信して落札

ヤフオクにて、先日ちょっと妙な出品があり、出品間違いを確信して710円と超破格値で落札。
出品者がカメラマニアやカメラ屋ならば、確信犯以外にはありえない説明と写真。ところが骨董古物系のお店からの出品だったので、間違いと確信。

特に欲しい商品では無かったが、予想が的中すれば手元にあるマクロ付きのMDズーム35-70mmのマクロ倍率が増すし、レンズケース(無くても不便はしていないけど)も同時に手に入る。玉の状態が良ければ手入れして転売できる可能性も残る。

落札前に予想したのは、
・中間リングはNew MDマクロ50mm用に間違いなさそう。
・玉は50mmマクロではなく、標準系New MD 50mm f1.4と思われる。カビは後玉の内側であれば手入れは比較的簡単
・リヤキャップとレンズキャップの程度よければさらにGood。レンズケースは手元のズームにも使用できるかもしれない

出品されていた商品写真(商品説明は箱に表示されている通り)
50mmマクロセットにそぐわない外観。
Newmd50mmmacro

前玉も汚い
Rimg0196

激しくカビていそうだ
Rimg0199

リングはNew MDっぽい
Rimg0197


さてさて、結末は...

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2009.08.06

シフトレンズ

P6171510tiltshift_2


<後記>
期待通りのコメントありがとうございます。
ひゅーずさんのblogでシフトレンズというのを見て、あの顕微鏡のようなつまみが付いたレンズのことかな?と調べていて出会いました。

続く...

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2009.06.10

ついにモードラ1

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DSC-W1

当時高嶺の花で購入することはままならなかったモードラ...などと普通は書くのでしょうが、自分の場合は少し違って、モードラなど個人で使用する物ではない→もとより購入対象でなかった訳。

愛機X-500を復活させ、オークション等で激安の中古品を集めてきたら欲しくなってきて、探していたら手頃品をスナイプすることに成功。最安値ではないが時に加熱気味の落札で見る高値のほぼ半額と思うので、ストレス無い分満足。届いた商品の程度も悪くない。

何より大型グリップによる構え心地がすごくいい。要求される性能はワインダーで十分なのだがグリップが付かないのでは意味ないし、今となっては威圧感ある格好も必要。3.5コマ/秒はそこそこ早いが出番無さそう。音でかいし、電池(単3×8)重いし消耗早そう、というわけで嬉しくもあり、反省も少し。


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2009.06.06

復活の証、ペンF 38mm F/1.8

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旧17号(西友前)から与野駅方面を臨む


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さいたま芸術劇場から新都心方面を臨む


実家で死蔵機となっていたペンF復活を遂げ、ようやく一本目の試写を現像してみた。
他人に見せるような出来には程遠いが、何か独特の雰囲気がある。夕方の光線でY2フィルターでコントラストが強くなったせいかも知れない。レンズがダメなのか修理がダメなのか、切れ味シャープなカットは1-2枚というトホホな結果。

いつものコイデカメラにX-500のカラーフィルムと同時現像CD焼きを依頼したが、やはり白黒はラボ(今回は大田区のアート・ラボ)に集荷され手焼きとのこと。現像も一本520円でカラーより割高。


ファインダーが暗く、ミラーの反射率も低く、フォーカシングスクリーンも旧型で、視力の衰えた身にはかなりきついカメラと言わざるを得ない。専用露出計も針は動くようになったがAE機と持ち替えて撮影すると、参考程度の値しか示さないことが良くわかる。TTLの技術や製品が無かった頃はこれでも高価な写真を失敗を少なく最適値近傍で撮るための画期的なものだったに違いない。メーターを覗き絞りを合わせてファインダーを覗き構図、ピント...とかなり煩わしく、露出値は結果的に勘と大差は無い。これなら絞りをプラスマイナス1程度振って数枚撮った方がストレス少なくピントや構図に集中できる。


こうやって書いていて、一番大事な事を忘れかけていたことに気付く。
撮影が出来る状態になったことに、価値を感じなければいけない。約45年前のファインダーやプリズム、レンズやフィルターを通して見て、撮影された現在の風景なのだから。

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2009.06.05

放射

Fh020022
X-500、50mm/F1.4、JR八戸駅舎内から
携帯デジカメのほうが綺麗でした。


Fh020015
X-500、45mm/F2、JR与野本町駅から

ネタ埋めですが、放射といえばこれらも放射。でもシンメトリーじゃないのでかなり普通。
八戸も限界まで絞り込めば良かったのでしょうが手持ちだったので。ピントが甘いというよりこれじゃピンボケです。
タイトルはこちらからパクリました。

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2009.05.30

ニューフェース診断室

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図書館で借りた。
アサヒカメラを購読したことはなかった(敷居も高く、高価で出来なかった)が、ニューフェース診断室なるコラムが毎月号にあったのだろう。
これは1959年2月号のミノルタSR-2記事から2001年10月号のニコンFM3Aまで約500ページに選択的に再録されている保存版のような雑誌。

今では考えられない辛口評論。それに答えるメーカーは概ね異様に謙虚で時に反論だったり。昔の雑誌のインプレ記事って痛快だったんだなと感心しきり。もっとも時代と共にその度合いもマイルドになっていくのも見え隠れして面白い。昔の一眼レフ、発売直後はこんな品質不良(誤差)のあるレベルだったのかと驚く。診断室側も購入してほとんど分解してチェックしている記事が大半。光学系も測定器を用いて同じ土俵で精度等を検証している。

昨今の、特に車や自転車雑誌などのインプレ記事といえば当たり障り無い記事、というかもしかしたらメーカーの検閲を経ているか、顔色を伺っているかのような記事が多く興ざめ感が強いが、インプレ記事はこうでなくちゃと痛快。

掲載された精密機械仕掛けのカメラ、図面は残されても、もう再設計や、組み立て技量、経験をもった人がどんどん少なくなってきているのだろう。

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2009.04.12

ピンクの絨毯

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Nikon S-700

チーム練集合場所近くの桜並木。
葉桜になり掛けの頃、この水路は散り始めた花びらでびっしりと埋め尽くされ平らなピンクの絨毯が出来あがる。


Dscn1234macroresize
Nikon S-700


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2009.03.31

ペンFの修理記録 前編

記録に残したものを中心に、修理中に気付いたことなど。
カメラの修理についてはまったくのド素人なので解釈やコメントに間違い多々あるかと思います。

親父に持参してもらった時の主な症状
1)シャッターレリーズボタンが下がったまま
2)巻上げレバー動かず
3)ファインダー内ごみ多し
4)ミラーキズ多くやや曇り、レンズ後玉拭きキズ多し、前玉裏に糸状のカビ少々
5)ペンメーター動かず
6)フラッシュ・シュー外れず

普通この状態なら諦めますねきっと。一体親父様はどうしようとしていたのでしょうこのカメラ。まったく不謹慎ですが親父が死んでしまったら色々なガラクタがどっさり出てきて息子の私は難儀することでしょう。

3以降の症状は仕方ないにしても、1と2は原因を知りたくなるのが工学を目指した普通の男の子の真理。素人なりに底蓋や上蓋開けていじっていると、ミラー駆動ユニットに問題がありそうなことがわかり、ここから手を付けた。

F1000113
ミラー駆動ユニットはレンズの付くユニットの下部にこんな感じに付いてます。黄銅色のギヤが本体のシャッターユニットにあるギヤと噛合って連動します。さて位置を記録しないでバラしてしまい、仮に直せたとしても正しい噛合い状態にまで戻せるかどうか不安なまま作業は進む。この写真ではギヤに仕込まれている巻きバネと、その捻り力を伝える板は外してます。

F1000114
左上に小さなセットスクリューがあり、そのスクリューは裏蓋から調整出来るような構造になっています。この時点では何の調整かまったくわからず、ここで調整できるユニットはバラさず触らずに作業を続ける。

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ユニットを外して裏から見たところ。先程の調整部品は左下の鉄っぽい部品を黒い基板と動かすようになっている。どうやら左の鍵状の部品の位置を調整する目的の様子…


(続く  ...かな、こんなペースで)


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