10:EWI 50の手習い

2011.06.17

EWI ブレスセンサー交換

5月連休の前頃から突然不調になっていたEWI 4000S。
もとよりセンサー類の調整は必須の機材ではあるが、それは生楽器の比ではないデリケートさ。少しずつ自分に適したバランスにしてきたが、さすがに今回は最初から全部調整をし直すこと数回。その内何度かは改善したが、次回スイッチを入れるとまた同様な症状で、トホホ。

諦めて、メーカーに返送し点検修理をお願いした。

メーカーに伝えた症状と修理内容はこれ。まるで合併症のような症状を主にブレスセンサーの交換で治ったというもの。ただし、メーカー返送時の点検では訴えた症状はひとつも再現できなかったとのこと。センサーが取り付けられている基盤周囲の外観から判断したとのこと。
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これで思い当たることはただ一つ。これまで演奏後の手入れと称してシリンジと電解水を使ってきた。
その後EWIのブレスセンサーはダイヤフラムを用い、空路は行き止まり構造であるらしいを知る機会があったのだが、この手入れはその後もずっと継続していた。

よくよく考えると、マウスピースはこんな感じで、息の有無と強弱でON/OFFと音量を、そしてビブラートをセンシングしている。当然ながらリードは無い。
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中はこんな風になっていて、中央の金属リードみたいなのがビブラートセンサー。これをシリコーンゴムでできたマウスピースを介して噛んだり離したりする。左右に位置する中央に小さな穴の開いたふたつの円筒状のものの右(穴が小さい)がこの先チューブを介してブレスセンサーに接続され、左(穴が大きい)はそのままドレーンパイプに繋がり唾液を楽器の外に導く構造(だと思う)。真中の円筒部はマウスピースを止めるビス穴。
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この二つの穴両方に息が入るが、右のブレスセンサーは行き止まりのダイヤフラムで受けて、吐気の有無や圧力の変化をセンシングしていて、余った息や唾液は左のチューブにマウスピース側に彫られた溝を通して排出するようだ。行き止まりの構造故、普通なら右の細い穴には唾液などの水分は満杯にはならない。
EWIは生楽器に比べると異常に閉塞感強く、とても息抜けが悪い。これはブレスセンサーの構造や精度に理由があって、このような構造に落ち着いたのだろうと勝手に思っている。

細いシリンジで勢い良く右の穴にシュッと吹くような清掃は、結果的にはブレスセンサー側に水を微量入れてしまうことだったのかも。そしてメーカーで症状が再現しなかったのはそれが時間が経つにつれて乾燥した結果だろうと思う。

今回は、部品代が5000円、他技術料返送料含め、合計11,865円の出費になったが、今はもとのように調子が戻って満足。やや勉強代を払ってしまったが(たぶん)原因がわかったので良しとする。

その後の清掃方法…ご想像にお任せしますが、構造からヒントを受け発想の転換をして別の方法で実施中。これなら右側に水分が入ることはまずない(筈。

このカテ、久しぶりの更新になったが、以前に発信した清掃情報が理由で同じ問題を起こさないように敢えて公開。

2010.10.09

クリニック

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福岡からの帰路、ミニコンサートもあって満足。ためになった。
音出しは簡単だが、シンセの知識もそれなりに必要な奥の深い楽器であること、あらためて認識。道は遥かなり。

宮崎さん、きっかけとなった教則本が人気と見えて、続編の執筆を匂わせていました。

2010.09.01

EWI MASTER BOOK

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通販で予約しておいたのが、先ほど届けられた。
EWIの教則本(楽譜)は初めて出版されたのかも。USBタイプEWIが販売されたことでユーザーが増えたのかしら。

耳コピで自力採譜したスクエアの「OMENS OF LOVE」 のスコアが少し嬉しい。

音階名(ドレミ)と運指記号付き譜面、何で敢えて難しい曲(宝島とか)でやらせる?EWIを買った人が演奏したいであろう曲というは理解できるが、ちょっこし驚き。
とは言え、EWIの教則本はこれまで雑誌特集記事以外に見たこと無いので、端から端まで一応読んでおこうと思います。

2010.05.06

CDプレーヤー

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練習の伴奏に使っているCDプレーヤーが最近不調気味に。
代替をネットで調べていたら、こんな便利なCDプレーヤーが有るのを知って驚く。MP3メモリータイプも販売されている。手軽さと用途を考慮してCDタイプにした。

ティアック(TEAC)と言えばオーディオの世界でも特にオープンリールデッキではその名を馳せたものだが昨今、身の回りでは忘れかけている。TASCAMはTEACの業務用音響ブランドだったことも知らなかった次第。

2010.04.01

EWI記事は久し振り。
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池田篤監修の新譜が出てたの知らなかった。即アマゾンでポチッと。
今回も予想通りの出来。さすが扉から極意へアップグレードしただけに、演奏は少し難しくなったが練習すれば何とかなりそうな感じで楽しみ。
何たって、選曲とアドリブが入門テキストとしては秀逸と思う。
学生だった現役の頃はこんなテキストはまず無かった。

池田さんにはぜひぜひ、続けて欲しいシリーズ。

2010.01.19

譜面台新調

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EWI購入時、店頭にあった安物譜面台を購入した。
確か1,000円でお釣りが来るような名も無い粗悪品、やはり安物買いの…だった。ネジ締め部が、脚1、高さ×2、譜面角度1の計4箇所あるが、特に高さを決めるネジの調子が最初から良くない。

ネットで色々物色していたら、管楽器スタンドでは聞いたことあるブランドハーキュレスの製品が価格の割りに品質良さそうだったので、サウンドハウスで早速ポチッと。
届けられた製品は、予想を裏切らないものだった。特筆すべきは固定ネジが脚部の1箇所(上の写真)で、ここはもともと滅多に調整しない。高さや角度はネジ締めで無くフリクションタイプ。

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肝心の譜面部もしっかりした作り。これで@2,500円(希小価3,385円)とは、Made in Chinaの物づくり恐るべし。

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老眼が進行中のせいか細かい譜面が見難いことも多くなり、ついでにLEDタイプの照明(@1,200)を買ったが…、これは暗転したステージでも見える程度の照度のもので、視力を補うには暗すぎで出番が無さそうな予感。

EWI購入後、約2年と1週間が経過した。


2009.04.08

モニターヘッドフォン

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オーディオテクニカといえば自分の世代ではカートリッジやトーンアームの高級機のイメージが強いが、レコードやターンテーブルの衰退によってやがてヘッドホンが中心に。
ヘッドフォンに特化したメーカー(ブランド)も珍しいと思うが、昔の名声があるせいか同じ価格ならテクニカを選ぶ世代。

最近になって品質良いモニターヘッドフォンが欲しくなっていた。店頭で視聴すると高級機はやはり普及品に比べかなり音も掛け心地も良い。

ヤフオクで少し古いモデルだが落札してみた。
ATH-A7Xという中古中級機が当時定価の1/3位。販売末期の半額程度だった。イヤーパッドは落札とほぼ同時に新品を手配しておき、換装してリフレッシュした。
ソースに忠実系と思える、これまで聞こえなかった音が再生され、まあ満足な音質であると言える。

2009.03.15

電解アルカリ洗浄水

時には世のため人のためになりそうなEWIネタを発信。

写真はEWIのクリーニングキット。キモは「超電水」なるなにやら怪しい雰囲気の洗浄水。
これを100円ショップ等で販売されてるポリエチレンの広口ビンに小分けして、やはり100円ショップのニードル付きシリンジで2-3ml吸上げて使用する。
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どこに?
EWI4000Sのマウスピースはシリコンゴム製でこんな形でこんな穴が二つ空いてます。
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吹き込んだ息は結露したり、当然唾液も入りますからそれらの液体はこの穴からセンサー(恐らく圧力や流量)を通って用が無くなり楽器内部に仕込まれている長いシリコンチューブを通して排出される仕組みになっています。

チューブ内部は演奏中は常にぬれていると思いますが、演奏後はこの内部を普通の管楽器のように掃除できない。それでこららツールで洗浄水を流そうという考え。

過去1年使用して何も不具合ないのでpH12.5と強アルカリだけど物性は水なのでセンサーやプラスチック類にもたぶん影響は無いものと思っています。アルコール系の除菌剤のように粘度が高くされてないので非常に使い良く直ぐにドレンチューブからぼたぼた落ちてくるので安心です。
マウスピースの外部はアルコールティッシュなどで清掃できますが、細い穴の中は無理ですから。

尚、使用される方は自分の責任でやってくださいね、私は今後も使用し続けるつもりですけど。


肝心のEWI演奏の方ですが、一年経ってこの楽器特有のくせもわかってきて、一皮向けたカナ?ってところで、より一層の精進が望まれます。欲を言えばもっとアナログ的な音源が欲しいかな。それとヘッドフォンで聴く音が出せるアンプスピーカーも。


2009.03.10

初アマゾン

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EWIで参考にさせてもらっているblogで紹介されていたのでアマゾンで購入。

何とアマゾン初利用。

この手のCD付き譜面を最近はこれまでも多用していますが、なるほどこれは名著だと思います。
模範演奏も、伴奏のリズムセクションも楽譜付録CDっぽくなく、一般に難解なアドリブの解説もこの本ではわかりやすいです。と言ってもこれでアドリブが出来るわけでは無いのですが、学生の頃理解できなかったことが、最近は少しわかるようになってきた「気が」します。

スローでメロウな選曲も良く、初見でもそれっぽくトレースできるのが嬉しい楽譜。
これは間違いなくお薦めの一譜です。

2008.12.24

よだれ掛け

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ナイキでなくても良かったのだが適当なのが入手できなく、取り敢えずこれで対策。もう少し緊縛力があればマウスピース取り付けねじ穴までカバーできるのだが…
これが必要になったということは、奏法上は皆のレベルに近付いたのかも。

以前より長時間の練習はできるようになったのは実感している。
購入後9ヶ月経過。まったく飽きない、進行中。

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