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2012.06.11

Campagnolo Bullet Ultra 50

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数年振りにホイール新調。

完組みホイールの購入は、2000年頃出張の帰路、半ば衝動的に購入したWH-7700にはじまり、旧シャマル、ニュートロンと最初のシマノ製なんちゃってセミエアロを除いてカンパばかり。それは2003年頃にNew BoraがフルカーボンG3でモデルチェンジになったお蔭もあって、細沼さんから破格値で譲ってもらったシャマルの完成度の高さにいたく感心させられたことが大きい。
シマノWH-7700もハブ構成部品は77系デュラ譲りだったので、パーツはそこそこ良かったがホイールの横剛性と振れ修正にやや難があった代物。特に軽量なわけでもなくエアロ効果も良く分からなかった。用途がシャマルと被るしポテンシャルの違いもあって、チーム内にドナドナ決定。ドナドナ先では普段用の足として通常では考えられないような距離を走らされ、遠い昔に寿命全うして役目を終えた筈。

Neutron(初期モデル)は2004年に在庫があったという理由で練馬の某硬派系ショップから購入。前出SHAMALとNeutronでほとんどの練習もレースもこなしてきて、特に平地系ではSHAMAL、普段の練習を含みHC系ではNeutronにお世話になってばかり。SHAMALでは何度か良い思いもさせてもらい、今でも正直何の不満も不足も無いが、レース休止宣下以降は普段使いに適した新しいディープ系を色々物色していた。しかしどれも決定打に欠け先延ばししてきた。

漸くこちらのニーズに合致する製品と思しきBulletラインナップが発表されたが、一向に市場には出て来ず、品薄の状態が続いてきた。細かなラインナップの豊富さゆえか、今でも潤沢にある様子もなく、さらに国内正規代理店では取り扱う案内も無く、もしかしたら国内はF社系のブランドだけにしたいのか、住み分けたいのかという感じすら漂う。

日曜の初乗りで入間大橋往復。シェイクダウンには距離およびコースバリエーションの不足も否めず、さらに50㎜ディープもカーボンリムも初めてだったせいかもしれないが、またしても数年間のホイールの進化を肌で感じる楽しいひと時だった。インプレは追い追いしてみたいが、今の自分には悪くない選択だったと実感した。用途はSHAMALと被るかもしれないが、ライダーは二人いるし、F14本組みの旧シャマルは貴重なのでこの先もドナドナしない予定。

前回2004年頃はホイールを海外から通販で買うなどという選択肢はまったくなかった。今回は超円高ユーロ安の恩恵を受けられるのと、多くの海外通販サイトが溢れるようになった中、昔から堅実そうなドレスデンのショップから並行輸入。正規代理店および国内販売店関係者には少々悪い気もするが、これも今の趨勢であって、やがて国境を越えた住み分けも整理され、ショップから提供されるサービスに応じて残るべき店舗のみますます繁栄するのであろうから仕方なしと思う。

ただ、ちと面倒なのは使用開始後の不具合(があった場合)。製品保証が無いわけではないので個人責任で購入ショップと交渉する覚悟は承知の上。

今回バイクの色合いに合わせて、ダークカラーを選んだが、個人的好みを言えばダークといえどもレタリングが大きく多く、少しうるさく感じる。まあ、ステッカー剥がせば良いのだろうけどちょっと勿体無く思ってしまうケチな性分。Warningステッカーとサイズ表示は即刻剥がしたけどね。

Bulletをビュレットと読むかバレットと読むか悩むところ、ブリットはヤダナ…。英語読みに近い前者かな。

取りあえずCerveloに履いてみたらこんな感じ。リムサイドのシルバーもピカピカなので全体的にうるさくしてるが、こちらのニーズにつき仕方なし。
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(覚え)
お約束のキッチンスケールによる重量実測対決結果。

Bullet Ultra
F:743g+56.5gの新型クイック
R:914.5g+63.0g同上
合計1777g(カンパフリー込み、カセットなし)。カタログが1600g弱だから1660(クイックなし)はかなり優秀。振れ取台で調べたら、回転バランスも秀逸で、バランスウェイト要らないくらい。

Shamal(エアロ最終モデル、今や貴重なF14本スポークの艶消し黒のアルミ製Boraに似てたやつ)
F:925.5g+63gの旧クイック
R:1099g+68g同上
合計2156g(カンパフリー込み、カセットなし。リムテープ、回転バランスウエイトおよびセンサーマグネット込み)

何と、リムハイト+12㎜で、約380gも軽量化。これには驚き。
レース出なくなったのと、HCは何を使っても遅いので軽量化志向は無いが、良いパーツは必然のように軽い…

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