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2012.01.11

運転免許自主返納

正月に帰省した折り、父ちゃん去年の敬老の日(9/19)に自主返納したことを母ちゃんから聞かされた。母ちゃん曰く少し前から、そのようにして欲しいような話を息子である自分が時々喋っていたのが功をなしたらしい。

ここ数年、我が家の心配事であった本件、いとも簡単に決着してしまった。普段は男気の片鱗も見せない親父も中々やるもんだと正直なところ見直した。同時に自分もいつかはそうしないといけないと少々寂しく思った。親父は昭和5年5月10日生まれだから、返上時は既に81歳だった。

親父はサラリーマンの殆どを日産系ディーラーで過ごしたので、世はモータリゼーションの渦中だったこともあり、車への造詣というか、車を所有し使うという行為は必然であって、彼らには車は単なる足代わりなどという見方はありえない。だから返納を自分達が促してもそうは簡単に受け入れないだろう、何たって12歳上の本家長兄がまだ乗ってるらしいので余計である。何か良いきっかけはないだろうかと、不注意で大きな事故を起こすのが先か、最後の最後は取上げるのが先か、何とかせねばと子嫁孫一同が気に掛けていた問題。

最近の案として、今年我が家の三男坊が免許を取る予定なので、直系内では最後の取得者。それを最後のチャンスにして返納を皆でお願いしようと思っていた矢先であった。

歳が歳だけに近年では無事故という訳にはいかなかったが、幸いにも軽微なものばかりで済んでいた。しかし片方の視力が極端に落ち、運動神経維持もほとんど期待できない普段の生活だから、日を追うごとに事故の心配は増えるばかり。足も少し不自由なのと田舎の二人暮らしなので、実際のところ車がなくなるとどういった移動手段が取れるのか、これがきっかけで転んだりして寝たきりにならないか、などなど新たな不安もあるが、取りあえず不幸な事故の加害者になるリスクはかなり低減したということだけが嬉しい。


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Comments

子供が一段落したら、次は「親」。
アニキのあとを追従する心配事な日々です。ははは、、、。

わがオヤジ(昭和8年生)もこの数年、細かい事故を頻発した揚句、昨年夏に、またまた自爆でとうとう入院。車も廃車。自主返納を勧めるも、意固地。結局、どうせ入院中に免許更新日が過ぎて4月になれば猶予期間も終了、失効することになるんだし、本人のプライドを尊重しましょうってことでチャンチャン。自主返納できる気持ちは立派です。ただ、車なしでは生活がしにくい田舎の事情は悩みどころです。

本当に由々しき社会問題です。もっと返納を啓蒙したり返納に対する特典を考えるべきなのでしょう。
高齢者が老化による不注意から万一人身事故を起こしてしまったら、双方にとって不幸この上ない惨事です。なんとか良い手立てはないものでしょうか。

道楽柄、自転車に10万前後掛けるのは麻痺してますので、いっそ電動アシストでも買ったろかと思っていますが、田舎の母ちゃんはもとより自転車には乗れず、父ちゃんは乗れますが、かえって危ないから止めて、と母ちゃんに言われています。

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