Ampeg
息子がAmpegのビンテージアンプを買ってきた。
実働品として必要そうな手入れはされていたが、幾つかの問題もあり少し協力。
このベースアンプ、真空管アンプなのだが持ち運びの際にアンプをケース内にひっくり返して固定する構造。アンプは天板に台座を介して防振ゴムで支持されているが、これががたがた。演奏中はアンプの自重でゴムが圧縮されるのでまだ許せるが、搬送中はとんぼされている方向なのでゴムがびよーんと伸びる向き。
これじゃこの先問題出るだろうと一旦ばらして止め直すが…オリジナルと思しき古い合板が…やばい。何とか大事には至らない範囲でできる手入れだけしてここはおしまいに。
次にこれもオリジナルと思しき吸音材。触るのがやばそうなグラスウール製。これは手や呼吸器系を防護して屋外で注意深く剥離するよう息子に命じ、完了。
最後は銘板。アクリルにロゴが彫られていて、下部のパイロットランプの光を蛍光グリーンの塗膜を通して反射させるという、何ともやんわりとした良い感じのもの。ただ残念なことに中ほどで割れていて接着補修されていた。割れがあるのでそこで光が反射して見栄えがめっぽう悪い。
早速アクリル板を外し採寸して(3×4インチ×t3)をハンズで入手させ、限りなく本物っぽく再生するため、ロゴを写し取ってリューターで彫刻。この美味しそうなところはまず自分が担当して、次回以降にテクを伝授する算段。
天板のハンドルのステッチが切れていたので、最近お得意とする手縫いで修正。ミシン縫いと違うので縫い方は異なってしまったが、これはたぶん換装品でオリジナルでなさそうだったので良しとする。
左がオリジナルの割れ品。右が今回の再生品。ロゴをネットから手に入れようとしたがデザインが変わってしまった様子。なのでまず現物から鉛筆で写し取り(右上)、カーボンでアクリル保護シートに写し取り、リューターで彫刻した。
オリジナルは蛍光グリーン(クリア)がマチ部に塗られそれが板内を透過反射する。手持ちのクリアはブルーとレッドだけなので、今回は試験的な意味合いもあってタミヤのクリアブルーでやってみる。
結果はご覧のとおり。
やはりこういった物はオリジナルを貫くのが一番だろうが、同じくらいの歳を重ねた親父がそれなりに再生したので良いでしょう。掛かった費用はアクリル板3枚(2枚は未使用)の約800円のみ。
吸音材による箱のチューニングは息子に任せるしかないが、チューブとかコンデンサ、バリオームなどのメンテは出来るか?
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