« 2720m | Main | 枯節が花に »

2010.09.01

2010乗鞍

イベント正式名称
第25回 全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍

結果
Official Gross Time: 01:54:07
Net Time(手元計時、CP2 給水停止含む): 01:53:02

Fクラス(51~60歳): 245位/366名、上位67%
ロード全部門: 2545位/3205名、上位79%
全部門: 2721位/3586名
無事故記録は更新中。

たぶん、烏帽子岳(えぼしだけ 2692m)と大丹生岳(おおにゅうだけ 2698m)、奥が四つ岳(よつだけ 2751m)と硫黄岳(いおうだけ 2554m)あたり。(違っていたら教えてください)
F1000669

下山準備の集合場所。中央白いヘルメットの辺りがゴール地点の標高2716m。
F1000670

恵比寿岳(えびすだけ 2831m)
F1000671

雑感(長文なので後半は続きへ)
第25大会にして初出場。過去1996か97年頃に以前の同僚がこぞって出るというので応援に行ったことはあったが、自分は当時ロードに乗り始めて間もない頃。その後少しは走れるようになってからも自らエントリーする気はまったくなかった、というかそれまで巨大サイクリングイベントは敬遠してきた。

時にはゆっくり景色を楽しみながら...のつもりだったが、スタートしてしまえばいつものとおり。周りを見渡す余裕はあったが、苦しまされた割には結果は悲惨なもので、遂にケツから数えた方が早くなってしまった。
2007年でTD沖縄の連戦を止め、2008年のTOJ市民レースを最後にマスドレースの参戦を止めた。その後は比較的怪我のリスクが低いヒルクライム系やチームエンデューロに時々参加してきた。そんなこんなで今年は宝くじのような感覚で申し込んだら見事当選した。生涯苦手種目になりそうなヒルクライムだが、坂を登ること自体は嫌いでない。
しかしHCをもう少し楽しく続けるためにはこのままではいけないと気付かせてくれたれた大会。
>>Continue Readingに続く


道中の仲間達
スタートして約23分後、CP1の少し手前で8分後にスタートした岡部さん(01:09:24)に疾風のような速さで抜かれ、その後CP1通過後のスキー場のリフト下あたりだったか、杉浦さん(01:19:13)にスーッと抜かれた。その後もFサイ時代にお世話になった坂東さん(01:28:10)をはじめ数名の方々に次々と。チームダディーのどなたかにも追越しざまに名指しで励まされる。物見山ジャージのお陰か、ジャージ知名度の割には後方を登っているせいか知らぬが声を掛けて抜いていかれた方数名。
「ご無沙汰しています」と丁寧に頭を下げ挨拶しながら抜いていったお方は、一体誰だったのか。もしかして湯河原ーズのどなたか。
ゴール手前、渡良瀬支部の中村さん(01:14:13)にも声援を受けるが、もはや虫の息状態のとき。ゴール後、既に下山列に並んでいた、今回同宿でお世話になった五十嵐さん(01:22:00、クラス5位)。私より10歳上の大先輩ですが、聞けば昔は平地マンでHCが大の苦手だったらしいですが、今やHCで入賞される凄いお方です。
他、同宿で仲間のしむちゃん(01:18:40、クラス4位)は、宿に戻るまで出会えず。同じく今回同宿でお世話になった伴さん(01:18:25)にも、早々に抜かれました。

いずれにしても知人の仲間は皆それぞれたいそうな兵ばかりで、私など到底足元にも及ばぬ方々ばかり。


実走データ(GARMINコネクトにリンク)
http://connect.garmin.com/activity/46760848

MEMO
往路。9時30前、杉浦号で出発。関越東松山ICから上信越道長野道経由松本IC。13:30頃、レストラン十字路(ここお薦め)で昼食。現地着16時前。
帰路。13時頃現地発、安曇野SAで昼食調達し車中食にてひたすら関越の渋滞前通過を目指すも、吉井IC付近から渋滞に入る。本庄児玉で下り254へ。練習街道を経由し、上尾道から大宮BP。18;30前に到着。花園界隈を15時前に通過できるかどうかが鍵。逆算すると12時現地発が目安。
今回はぜひ寄りたかった高原のハム屋さん、http://www.g-krone.co.jp/starnbergを見つけられずに諦め、現地発時間をロス。購入は前日までに。


機材等
Cervelo RS、5034×1326、Campa Neutron、BS Extenza RR2-7023 F7.5-R8.3bar、GARMIN Edge-500
HCにはVeloflex Blackを好んで使用してきたが、高いグリップ感と共に、粘っこい転がり抵抗感が気になっていたので、今回は軽い走行感のBS Extenzaを使用。RR1の廉価バージョンだがHCにも良い感じ。RR1なら前後でさらに30g軽量。

<雑感続き>
今年、一昨年に参加した富士HCよりも若干短いが、平均斜度は若干高く、何と言っても絶対標高が高い。個人的下馬評では富士HCと同じような適度に厳しいHCコース、距離が短い分だけ楽、と多少ナメた予想をしていた。結果、標高や斜度データでは計り知れない非常にタフなコースと認識を新たにさせられた。前半の7kmこそ予想以上に快適なHCコースだったが、中盤はコース最高斜度も現れる普段練習で走るコースに似ているが、幅も狭くコース上には各クラスの選手がごった返してしているのでライン取りもままならない。

事前のアドバイスもあり15km地点のCP2では足を付いてコップから給水。この日ボトルはCCD400mlでスタートしたので、初めからここで給水するつもりで臨んでいた。これはかなり効果的だった。実際に停止した時間は20秒もない筈だが、ここまで押さえ気味に入りHRも170を越えないようにしたが、15km地点前の九十九折りでは170を越えるようになっていたが、足を付いた途端にぐんぐん下がり、ほんのひと時ではあったがホッとでき残りの5kmが気分的に楽になった。停止中も目の前を続々と選手が通過し、再スタートするのに選手の途切れ目が来ないのを焦るほどの混雑振り。

コース終盤は斜度がやや下がると思っていたのに、一向にそんな感じはせず、目測の斜度にまったくそぐわない体感のまま、あと5km看板から先の1km毎は過去一番かと思うようなギリギリ感で、もう足を付いてしまおうかと思うほど。周りには色々なクラスの選手が沢山居るが、この頃になるとゴールタイムが早くて90分前後の仲間になっているので後から追い越していく選手と、また降ってくる選手との速度差も少なく、皆それぞれたいそう苦しそうに登っている光景が延々と続く。

荒い呼吸音以外に聞こえる音といえば大きなコーナー毎に居る立哨の方の「ガンバレもう少し」という励ましの声だけ。立ち止まっている選手や押して歩いている選手も所々に見えるようになる。周りは立ち止まって堪能したいほど素晴らしい開放的な景色だが、コース上だけは閉塞感に満ちた修羅場っぽい雰囲気。雪渓が見える辺りからは視界も開けてきて、時々ゴールらしい場所まで見渡すことが出来、明らかにそれほどの斜度には見えないのだが、心肺はほぼ限界付近でも足は僅かに残っている感じでも、回転は頭打ちで心拍もMAXまで上げ切れない。保険のつもりで付けてきた26Tも、ここに来るまで既に何度も払い出し、ここから先はほぼ26T固定になっていた。富士HCでは不要とも思った26Tがこの日ばかりは本等にありがたかった。

最後の1kmと聞いて、ヘロヘロながらも何とか持ちこたえ、ゴールラインの手前渋滞も間合いを取って降りずにゴールして終了した。
こんな苦しさは初体験で降車後暫く歩いて集合場所に向かうのだが、深呼吸してもいつまでも楽にならず、心拍も普段のように下がらず、息苦しく若干頭痛も。空気が薄い中で90~100%心拍で運動し続ける厳しさは半端ではなく、こういった環境下では身体能力の差がはっきりと出ることをあらためて実感する。自分の場合これを克服しつつ、自己記録を維持したり更新するためには問題山積は明か。今後少しでも楽しくHC系を続けるには、まずどこから手を付けて行けば良いのか。

« 2720m | Main | 枯節が花に »

03:レースレポート」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 2010乗鞍:

« 2720m | Main | 枯節が花に »