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2009.12.30

ウォシュレット小修理

F1000513_2


10年目になって時々洗浄がちょろちょろになってしまうウォシュレット。
どうせ買い替えなら、直してみる。

形あるものはいつかは壊れて当然なのだが、数々の部品が使われている現代の便利な機器。その内の一部の部品寿命だけが全体の寿命を決めてしまっているのは設計者の本意ではないと思うので、素人なりに原因を突き止め、可能ならば手入れして直してあげたい。そして同じ症状が出てから新調しても遅くはあるまい。

結局のところ修理出来た模様。
写真中央やや右奥にある、ステッピングモーター駆動の水路切換え弁、兼恐らく減圧弁(チューブが3本出ているやつ)が原因と思えた。モーター軸のひどい錆がモーター軸の回転を邪魔していそうだった。リューターに金属ブラシツールを付けて錆を除き軸受け付近を清掃。次回の錆防止と潤滑のためグリースを少量付けて、さらに水をシールしているYパッキンにも薄く塗って対策。

錆は仕方ないが、錆びている場所は本来はYパッキンでシールされているので水が掛からないエリア。しかし回転パッキンなので封止が不完全なのだろう。周囲の状況から明らかに水がモーター軸側に来たことがあったと思われる。

分解を最小限にする都合、狭いトイレで便器を抱きかかえるようにしての作業は、体勢的に結構つらい。

ここから先は、この道もドシロウトの推定。
1)ポンプは水タンク内についていて、圧力(水量)一定で切換え弁に送る
2)切換え弁は希望の洗浄水の強さに応じて減圧しつつ、水路を直噴、ソフト、ビデに切り替えている。だから3本のチューブがここから出ている
3)マッサージ機能もこの減圧機能を利用し水流に強弱をつける
4)前付きや後付きなど個人差対応のノズル前後位置調整や、洗浄時のムーブ機構は、洗浄ノズルを駆動する別のステップモーターでコグドベルトで駆動される
5)ノズル先端の使用後自動洗浄は、ノズルが奥まで戻ったところが鞘状になっていて、そこまで入ったら洗浄水が一定量出て、鞘の中で洗われているものと思われる。

従って、ウォシュレットの機構上のキモは、本体ポンプと、この切換え減圧弁。さらに二つのスッテプモーターということになる。キモのアキレス腱はこのバルブだろう。キモの一部が壊れたのだから寿命とも考えられるが、錆びさせなかったら不具合もまだ無かったと思える。設計不良と言ったら言い過ぎか。

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