祝完成!7F10で作るダブルバスレフ
去年の7月のバスレフ化遊びで少し低音域に改善が見られた往年の名機と信じてきたテクニクスの7cmフルレンジ7F-10。聴き慣れてくるとまだまだショボイ低音域に不満が募り、もっと鳴らないものかと盆休みに入る前からこれに適したバックロードホーンの図面を色々と物色。
どれも悪くはなさそうに思えるのだが、素材の歩留まりや、切り出しも大変そう。どれも長い音道にするための仕切り部材点数が多く、材料費も嵩むし組立も面倒そう。そんな折、ペットボトルスピーカーで有名らしい高速化事業部さんで公開されている「ダブルバスレフ」なるものに興味が湧き、長年(20年は経ってると思う)の使用によってエージング十分で残された寿命をまっとうしようとしているかにも思える7F-10をもう一度復活させることにした。
材料カットは少し前に紹介したストーリオさんにお願いして、高精度な切り板で入手。寸法、直角精度が高いので組立てはとても楽。端金や接着剤を圧着するプレスがあればさらに良い筈であるが、今回は手触りの勘と自分の体重や5ポンドのダンベル2個で接着組立て。
(9/2日)オリジナル板取図の配慮もあって、ほぼピタリの部材が届けられた。近所のドイト(のおっちゃん)では絶対こうは行かない。
(9/11日)中はこんな風になります。内部にもダクトがあるのでダブルバスレフなのでしょうか。今回は少し豪華なバナナプラグ兼用ターミナルを使用するので、第2室側にターミナル穴を設け第一室側への影響を減らす。この効果についてはまったく自信なし。
たっぷりの接着剤と体重プレスで密着させ、手触りで位置を微修正し、あとはダンベルにお任せ。
(9/17日)生地完成。MDF材を使用したので、ツレの趣味トールペイントで我家に沢山在庫している水性アクリル絵具(デルタ・セラムコート)のトレイル・タンという色を最初だけシーラー(目止め剤)を混ぜて筆塗り、乾燥したらサンディングと何度かに分けて仕上げていく。色の変更も簡単なように、取り敢えずニス塗りは省略しておく。
ビス穴はすべてM3鬼目ナットを使用する。このやり方はMDFには一番良さそうだが、ピッチ誤差の修正が効かないので下穴位置は特に慎重にして、あとはエイヤッと打ち込む。今回はピッチ誤差も許容内で大成功。
スピーカー取り付け穴の背面はリューターでフレームの無い部分を逃がす。7F-10は7cmと小さなスピーカーなので15mm厚のバッフル板だとコーン背面への抜けが極端に狭く、効率悪そうなのでこうしたが、この根拠も効果もまったく自信なし。
スピーカースタンドは思いつきの設計で、特別な組立てが要らない合いがき方式。材料は21mmのシナ合板。最初は立てて使うことだけを考えていたが、出来上がってみたら3通りの置き方が出来、置き方で音も変わるし何と言っても写真の向きがビジュアル的にも美しい。
これは正直どこのパクリでもなく、マイオリジナルだがもしかしたら誰かがどこかでやっているかも。移動にも収納にも(機会があれば)優れているし、寸法をちょこっと考慮すればワインラックにも(今回フルボトルは入らなかったが)。
主な費用
MDF15mm=¥5,451(カット送料込)
シナランバーコア合板21mm=¥5,205(同上)
ターミナルTK-30=¥565
バナナプラグIW-16=¥630
吸音材(特売の観賞魚用のフィルター)=200円
さてさて、肝心の音は...(続く予定)
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