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2009.03.01

オリンパスペンF

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もしやお宝と思い、上玉してくる親父に当時実家にはじめてやって来たカメラ、オリンパスペンF(1963.09-1966.07)を持参するように頼んだ。


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残されていた取説の最終頁にメモ書きがあった。
26,800、1,900、4,800=32,900
26,800は何を意味するのだろう。当時の価格は現在のデータによれば標準価格26,500円(本体24,800+ケース1,700円)らしく、これらが非常に近似なので、群馬の片田舎では少々高い価格設定だったのかも知れない。とすれば4,800円は露出計か。
<後記>
当時は月賦定価という設定があったとの情報もあり、これらは月賦定価だった可能性が高い。

あるデータでは1965年の大卒初任給(男子)が24,102円ですから、少し期待値を含め現在を210,000円とすれば、約8.7倍…すなわち当時の32,900円は28万5千円前後に相当する訳で何となく物価の合点がいく。
おふくろも「あのころお父ちゃんはどうやってカメラを買ったのか、今になってその価格を聞けばちょっと信じられないね」などと言っていた。普通に貧乏だった我家でどうしてそんな高価なカメラが当時買えたのか?親父のみ知る。

でも自分が小学校に入学した入学式(1964.04)の正門前で撮られた記念写真は雨の日なのに縦位置だったので、このペンF(35mmハーフサイズなので正立で縦位置になる)で撮られたものだと思う。


他にすべてオリンパス純正の43mmフィルター(UV、SKYLIGHT 1A、Y2)や、43mmレンズキャップ、ストロボシュー、ストラップ、露出計レンズカバーとケースがある。

肝心の本体は残念ながらシャッター切れずレリーズ下がったまま、ミラーと後玉に多くの拭きキズ、前玉に少しカビ、レンズ内やファインダー内にゴミ多く、ジャンク以下。
仮に修理に出しても数万掛かるだろうし、このピントが合わせ難いフォーカシングスクリーンと今となっては異様に暗いファインダーでは使い勝手悪そうなので取り敢えずお蔵に出戻りしかない。

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親父の記憶では露出計も最後は使えなかったとのこと。これに合う水銀電池(MR9)はもはや販売されていなく、LR44変換(サイズと電圧)アダプターも3000円前後はする。
別付けのオプション品だが、この露出計は良く考えられたパーツで僅かな記憶では子供の頃に教わって使った覚えがある。シャッター切るまでに露出合わせの作法が多く、複雑で機械的なそれに凄く興味があった。
結局のところミラーの拭きキズも後玉の拭きキズも、デリケートさを知らなかった子供の頃の自分がやったことかも知れない。


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08:カメラ」カテゴリの記事

Comments

これはお宝。
ミラーはともかく後玉はジャンクの同レンズの後玉がきれいなの探してニコイチ。電池は、MR9互換の空気電池(http://page17.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v89336286)。
シャッターは、、、amatさんなら直せそうな…。

このカメラ、我が家にもあったんじゃないかなと思います。

シャッターボタンと露出計に見覚えがあります。あと、35mmハーフサイズというのも。

まだ、シャッター系は分解していませんが、どうやら親父自身による開放機のようです。

まったく血は争えませんね(笑。

ただ、親父はO型が災いしてか緻密なところが自分より欠けていて「ダメもと」と言いながらほんとうに「ダメ」に直し壊してしまう傾向が過去よりあって…

真実は言いたくないのか、忘れたのか知りませんが、シャッター系の故障も(逆ネジを知らずに)力任せにねじ切ってしまったのでは、と思っています。
上ぶた外すにはフィルム巻き戻しクランクを巻き戻し軸から外す必要があるのですが、クランク軸にプライヤーで挟んだ時に付く(深い)縦キズが付いてました。それ故クランクもスムーズにまわらないという始末。

でも過去にシャッター系を直し壊したとすれば、それ以前にどこか不調だった可能性もあって開放したくなくなっています。

この機種、ニコイチも結構費用掛かりそうです。

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