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2008.07.03

7F10のバスレフ化遊び

F1000030


VP25塩ビ管は、数十年前にテクニクスの7F10ユニットの最小容量(約802立法cm)で自作した密閉式スピーカの低音域改善の為にバスレフ化するために買った。

まずは、比較用に片側ユニットだけ手持ちの特殊ホールソーでΦ35の穴を底面に開けた。そこにVP25管を適当に切って、本当はある方が公開されている高等な物理学を利用させていただいてバスレフポートの寸法を計算したのだが、導かれた答えが

開口直径Φ25×長さ19.36cmという、異様なアンバランス。


穴を開けただけではコーン背面のエネルギーがすかすか抜けるだけ。穴からの圧力も結構あるが中音ばかりが強調され密閉の方がスピーカとしてのバランスは◎という結果になってしまう。

先の計算結果を信じて約200mmに切ったVP25を差してみる...が、密閉と殆ど変わらない。やはり素人はこんなもんかなとへこむ。
試しに端材で余った約100mm(本当は約97mmだった)を差す...これがびっくり、何と低音が増強されて出てくるではないか。

テレビで人気の「でんじろう」ばりに、帰宅した子ども達にもこの実験を見せたら、一同感心。でも「どうして?」と言ったまま、それ以上調べないのは現代っ子だ。

その後100mm前後に振ったパイプを作って試行するが、今の所偶然に生まれたの97mmを越える効果は出てこない。も少しやって新たな効果が見付からない時は97mmで良いことにする。

(たぶん)続く

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Comments

うう~ん興味深い。
計算ずくめで出来たスピーカー、
感性と経験や感で出来たスピーカー、
どっちが良いとも、聞く人次第ですものね。
バスレフの長さって、ステムのそれと似てるかも。

しむらさんがダクト長さ変え始めたら...(笑

LOOKエルゴステムのように可変式で試す案もあったのですが工作が面倒なので止めました。このダクトをスピーカスタンドにするかも知れないという理由もあります。

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