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2006.11.20

2006TDおきなわ

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あっという間に一週間が過ぎた。
それもその筈、月曜深夜に帰宅し、火水と休暇の消化。木曜出張、金曜泊の出張で土曜の昼頃帰宅。気が緩んだか、風邪気味で日曜の物練もDNS宣言。

TD沖縄レポートも筆が進まない。早めに書き上げないと、完成はいつになるやらかなり怪しい。自身の備忘録のためとは言え、記憶が新鮮な内にに書いておく。

何か簡単にレポートする手段を考えていたら、良いテンプレートを見つけたので早速無断借用して一気に書き上げる。しかし、ほんの1時間20分前後の短いレースを、5時間を越えるレースレポートができるテンプレートで書くのは、どーしたものか。


●結果
・2006.11.12 市民50km、52位/完走358名/エントリー411名
・時間1:22:52.721、平均速度36.2km/h(優勝タイム1:20:18.552から+2:34.16)

●機材
・LOOK KG486(2003Model TDおきなわ4戦目)
・53×39、12-23、Campa Shamal、Vittria Open Corsa EVO-CX+EVO55ブチル-8.5bar
・サイクリングタイム.comのレポート&リザルトはこちらから


●プロローグ
よーは、途中で千切れて集団復帰に失敗。第2集団でゴールと思いきや、両足攣って断念という、たった一行でレポート出来るしよーもない結果。


(短い続きはこちらから)
今年もANAマイレッジでチケット予約。例年に無く仕事で溜まるマイレッジ残高が少なく、提携クレジットカードポイントから少し補填し、二人分を確保する。特典予約開始日に申し込んだが、前日土曜昼頃の便にしか(特典予約の)空きがない。

市民200kmに初出場の松村さんと殆ど同じ時刻に那覇着予定なので、名護まではレンタカーに同乗させて頂くことに。飛行機が遅れた意外ははぼ予定通りで会場に到着する。受付には17:00を少し過ぎていたが誰も居らず終了していることを知らされる。時間外受付という枠があるらしいが、18:00からと執り合ってくれず残念。仕方なく会場をうろうろし時間を潰し受付を済ませホテルに送ってもらう。

一週間前までの練習は、チームメンバーの助けもあって、ほぼイメージ通りにこなし、自分比仕上がりも悪くない。唯一、直前の一週間を完全休養に充ててしまったせいか、木曜から大腿筋肉痛に見舞われる。階段を降りることで筋肉が硬直し痛みとなって暫く痛みが退かない。これは徐々に大きな不安材料になり、本来予定していなかった前夜の試走や、恐らく不安から来る寝不足にも影響した。寝不足は暴風による風音、エアコンのうなり音も影響しただろうが、精神的な不安が最も大きなものだったと思う。

●もくろみとか作戦とか狙いとか
・市民50kmは2年連続2度目の参加。去年、こんな弱い自分ながらもレースの展開が見え、肌で感じられ、スタートからゴールまで集中出来る環境に最大の魅力を感じた。沖縄では初心者向けクラスという位置付けであるが、上位陣のレベルは高く、BR-1 や2、MTBエリートクラスからの参加も。トラック競技のスプリンターも居るらしい。

去年の初参加では終始先頭集団に居留まることや、途中の小さなアップダウンにストレスを感じなかった。今年はその経験を生かし自信を持って臨むことにした。とは言え優勝には絶対届かないことは百も承知。が、その一方でさらに上位ゴールの可能性は有ると確信。

・自己去年対比積極的にレースに参加する。途中に展開があれば加わり、集団のリストラが発生すればそれに貢献し、出来るだけ小集団で名護動植物園の坂を越える。最後の2kmを過ぎてから勘と目を使い、そこで残った足を使い切って、心拍も一杯まで、オールアウトに達する。

・年齢別(46歳以上)区分では入賞したい

●スタート前
・5:55に自走でホテルを出る。真っ暗闇なのは去年学習済みで、今年は前照灯と尾灯で安全に会場まで向かう。風は若干弱まったようだが、海縁は結構な強風。気温は夏装束で耐えられる程度にしか下がっていない。

・約20分で到着し、早々に召集地点へ。今年のゼッケンは115番(100からなので16番目)なので堂々と最前列に陣取る。エントリー時期が早い場合、昨年の実績が考慮され初番されるらしいことを、チームダディーの方に教えてもらう。この方がチームリーダーの鈴木店長で、この日3位に入ったことを後で知る。

・心配の大腿筋痛は大丈夫そうなので、最早忘れることにした。その後ホテルからタクシーで駆け付けた女房に工具やライトなど、持参しない諸々を預けスタートに備える。

●スタート。強風を突いて序盤平坦16km海沿い本部(もとぶ)SP(スプリントポイント)へ
・時間通り7:15に号砲。最前列に陣取った筈だが、コース上のスタート位置に出るまでに3列目位に下がってしまうが最早前には出られない。

・上位陣は皆上手くスタートし、集団は徐々に安定感を増す。それでもギリギリ君の危なっかしい選手は居るので注意は怠れない。

・いつものことだが、全く無駄と思える罵声が集団内から上がる。その多くは前走者の派手な(下手な)ブレーキングが原因だと思うが、怒鳴って牽制しているのか。罵声が飛んだ時は既に危険回避も出来ている訳で、回避できるくらいなら怒鳴らなくたって良いじゃないのと思う。回避できない時はガッシャーンって音が罵声の変わりに聞こえてくるのだから。罵声ってガラ悪く感じて嫌いだ。

・常に20番手以内に位置取るが、この区間強い向かい風で集団の速度は上がらない。

・本部SPの手前、陸橋を渡る手前で、どうしても目障りで危険に斜行を繰り返す選手が我慢できず、右から先頭付近にスルスルと上がっていく。抜きざまに、あなたの走り方はとても危険ですよと諭したが、意味が分らなかった様子。というか既に目が点になっているようで、心ここに有らずみたい。ゼッケンを失念したが、彼がその後どうされたかは?予想とは裏腹に結構上位でゴールしたかも知れません。でも、危ないです真面目に。

・結局先頭まで出てしまい、少しそのまま行くが結構風強く、後で見れば心拍188とこの日のMAXを記録していた。海を渡る陸橋のピークは5番手位で通過した筈。少し前でスプリントしてSPを通過した数名はSP通過後、直ぐに集団に戻ってきた。

●自然リストラ一本目の美ら海水族館への登り
・このコースで自然リストラが大発生する水族館への上りが始まる。去年は中盤から徐々に上位に上がって行けた場所でもあるが、今年は比較的前方に居たせいか、変動は少なく危なげなく通過。

・気になる岡(本当は登りと呼びたいけど、他クラスの登りと比べれば岡としか言いようが無い)はあと2箇所になり、左に水族館を見過ごし、ほっとして長い下りに入る(後日Polarデータで、ここまで去年比+6分を知る)。

・ここまで良い感じに、およそ25km通過。

●例年の通り、比較的まったり区間を経て今帰仁(なきじん)SPへ
・50kmコースで最も速度の出る下り区間を終わってほぼ平坦区間に。この辺り非常に印象の少ない区間。去年もまったり進んだ区間。

・リストラが発生する区間でもあるので、出来るだけ上位に位置取りしたいが自分は非常に中途半端な位置で過ごしてしまう。

●普通の市民レーサーに鬼門とされる今帰仁後半、中尾関門手前の岡越えで、リストラする組に入る予定がされる側に
・痛恨の一瞬の判断ミス。次の瞬間一昨年の陸前高田DNFが頭をよぎる。

・コース2番目の岡越え。ヒルトップは見えているのでペースは掴み易い。登りの入りが40名程の集団後方だったようだ。

・こんな岡は自分の実力からすれば出来るだけ前方で入り、ピークでの遅れを最小限にするのが普通というか、何度も経験している定石中の定石。しかもその先はコース2番目の下り。長さはこっちの方が長いと思う。

・ピークを迎えた頃、周りに他の選手が居たので安心したのは束の間、下り始めた集団はかなり縦に伸びていて、先頭はかなり先行していた。恐らく登り区間の先頭では小さからぬアタックがあったと思われる。50kmの作戦としては悪くないポイントだと思う。(後日、優勝したナカガワの選手は15kmの逃げ切りで僅差を守ったことを知る。)

・この日のコンディションだったら、付近に居れば絶対に対応出来た筈。去年は確か自然にそう出来たんだった。

●先頭集団復帰を試みた、我慢の5分
・踏んでも踏んでも先頭集団から徐々に離されて行くのがわかる。前に数名がパラパラ居るが皆同じ思いだろう。その中の一人に徐々に追い付いた。これで一緒にもう少し行けると望みを託したが、女子国際の切れた選手だった。速度が違いすぎて先行せざるを得ない。

・海岸線に沿う区間に入ると、コーナーの為に先が見え難くなる。コーナーを出ると次のコーナーまでに集団のケツが見えなくなっていた。

・後日Polarデータを調べたら、HR177-179で約5分間、区間平均39km/hで耐えて、結局絶えたのがわかる。

●第2集団が形成され国道58号へ
・結局、先行者に追い付き集団を形成する事は叶わなかった。後続の数名グループに加わり少しでも遅れを取り戻そうと声を掛けて行くが、小集団を引くのは後続を先導してきたと思われる方と、降って加わった自分。そして時々前に出てくれる他の1名の2.5名といったところ。他は全員金魚のうんこを決め込んだかもはや瀕死の状態か。

・普段の練習からローテーションで走っている方が多ければ意思統一が図れるかもだけど、およそ無理な注文。尤もゴールまであと15分前後なので見えなくなった先頭集団に追い付く可能性もこの頃にはゼロに近くなっていだろう。

・国道が見えてきた頃、左脹脛がピクッと来た。さっきの5分走が効いたようだ。国道に出ても先頭を引くのは2.5名から2名に変化なし。余程ペースが良かったのか少しづつ集団に追い付く人数が増えてきたようだ。見れば先ほどパスしてきた千切れ女子国際も居る。

●名護動植物園坂で
・いよいよ最後の岡に差し掛かった。2番手位で入るが直ぐに両足の脹脛が攣った。仕方なく左に寄ってローギヤ側で廻しながら回復を計る。集団は何事もなかったようにスーッと追い越して行く。ピークを越えて下り区間で痙攣は収まったが、一触即発の硬直気味に変りない。

・見送った第2集団はまだ届くところに居たが、既に速度もそこそこ出ているのでこれ以上は無理。今年のレースはここまでと諦めが付いた。

●ひとり寂しくゴールスプリントの巻
・見送った15名前後までになっていた第2集団からは100m前後離れてしまったが、それ以降は急激に離されることも無く、あらためて悔しい思いが募る中、単独でゴールを目指す。後方を見ても追い付かれるような距離に選手は居ない。

・コースの先が大きく左に回り込み始め、レース前に想定していた残り1.5km、勘と目を使う筈だった付近に達した。最後の左コーナー交差点、残り約800m、足を使いはじめる筈だった場所だ。

・ゴールの横断幕が見えてきた。ゴール前の観客は惜しみない拍手を送ってくれているようだった。それに感謝すべく、最後の数回転だけだが下ハン持ってスタンディングでゴールラインを超え、自分のTDおきなわ2006は終わった。

●エピロローグ
思惑通り行かないのがレースであり、思惑に少しでも近付くために考え、努力し、臨むのもレースの内。
なんだかんだ言っても無事に楽しく終了できた6年連続6度目のTDおきなわ。

このレースに参戦することで9-10月の普段の練習がより充実させられ、ほんの2か月でも個人なりに立てた目標に向けて有言実行したり、上手く出来なく悔やんだりするのも心地よい。

それより何よりも増して、毎年沖縄に来れてこうやって走れることが何より嬉しい。これまで毎年何のストレスも無く送り出してくれる家族、特に女房への感謝には絶えない。去年から一緒に連れて来るようになったのも、そんな感謝の現れであり、自分が好きな沖縄独特の雰囲気にも直に触れて欲しいから。
来年のことはどーなるかわからないが、銀婚式を祝っておばー、おじー、家族総動員で…なども良いか。

●打ち上げの様子とか
自分が事前に「肥大しすぎてマンネリの大宴会」とか「会話が見えない、あの人だーれ」とか口走ってしまったせいで、誰も恒例の宴会予約すらしていない(大反省)。何年もお世話になった恩納「海物語」は既に他の予約がされているとのことで没。

やっぱ気の合う仲間で打上げが無いと絶対〆まらないTDおきなわ。皆がレース後の余韻に浸っている頃、こんな事態のために密かに候補としていた幸喜「美ら花」、名護「夕焼け市場」に電話を掛けるが、準備時間帯で交信難航。やがて会話が成立するも、前者は後ろの時間制限があって止む無くパス。
後者は最終的に18:00から35名という参加予定人数に確認が取れず取敢えず25名で押さえることに奇跡的に成功。
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こんな事情があって、過去お知り合いの皆様に全員声を掛けられず申し訳ありませんでした。この場を読んで頂いた方々に心からお詫び申し上げます。

こんな時こんな場面で勝手知ったる長老が一肌も二肌も脱がずにどーする。重ねて反省。

個人的にはメニューも値段も味も悪くなかった。何より主要参加者のホテルに近かったのが◎だと自画自賛。参加してくれた皆さんの印象はどーだったか気になるところ。

美酒、沖縄肴を十分に堪能しホテルに戻ったら、翌日のロードスターが届いていた。嬉しいことに最新NC型だった。酒さえ呑んでなければその晩からドライブ出来たわけだが、十二分に酔っぱだったのでバタンキュー。


●銘語録(某々blogやHPから無断引用。募集中)
「足が攣るのはカリウムが不足しているのじゃなくて、練習が不足しているのです」

「職場には、沖縄に行きますと言ったものの、自転車でハメ外して来ますとゆうてこなかったから、怪我だけは絶対の絶対に出来無い覚悟」

「本とかに時々書いてある、10秒ダッシュとか30秒ダッシュとかあるでしょ。あれやっても全く無駄ということは無いですけど、ホビーレースやと一瞬集団から抜け出てるだけになりますよ。一番効果的なのは、”8割の力で3分間我慢できるスピード”をあげる練習ですわ。ホビーやと、この三分という単位で、逃げれたり、千切れそうなのを耐えたりできる境目ですわ」

「ゼッケンがついたままの自転車をボンヤリ見てても、なんだか遥か昔の出来事のよう」

「ゴール直前まで攻撃や反撃を繰り返し、頭と体を使いまくって最後スプリントでなだれ込む。”そういうカンジのレースレポートが書ける日がくればいいなぁ」

「ここまで練習したから完走できたという気持ちと、もっとやっといたらよかったという気持ちが交錯するのは、妙な気分ですわ。完走は素直に嬉しいし、ホッとしたし。でもその先にある「ゲームに参加する」と、多分恍惚のゾーンに入れるのやろね。入りたいわ、「恍惚のエリア」に」

「火曜からは爆業続き、気が付けは1週間終わっていた。沖縄の事はまるで夢での出来事のよう」

「千切れて走っていると、“ちばりよ、ちばりよ”と地元の住民方々の応援。疲れたからだには染み入ります」

「自分のベストを尽す事、レースで優勝する事、上位でゴールする事。それぞれの間にある差はどれだけか?」

「展開の読み違いはあったけど、現時点の力は出し切れた、と考えるしかないでしょう。来年に向けては幾つかの反省点が見えたので、それを克服してまた挑戦するつもり」

「ゴールまであと○kmの表示も見えてきた。由紀が待っている。3年目の正直だ。足にも力が入る」

「正確に言えば展開の読み違いそのものよりも、作戦遂行の仕方がまずかった」

「来年に向けての課題も見つかったし、来年もすごく面白い展開のレースが出来るとおもえるほど全体レベルが上がっていたので、既に来年のツールド沖縄が楽しみでならない。来年も楽しく行くぞ~」

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アニキ、レポート熱かったぜ!

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