高所の恐怖
そろそろ時効とも思えるので昔の話題から。
この中央5台の機械(専門的にはタンデムプレスラインと呼ばれる)は、1988に設計開発に携わりLSCというアメリカの会社に出荷された、男にとっては思いで深い、記念すべき作品。
今でもM社系列のシャシ関係の車幅方向のプレス構造部品を製造している筈だ。
この写真はプロが撮影したものだろうが、まったく同アングルから自分も仕事中に撮りにいって、全身に粟が生じたことを、今でも時々思い出す。
カメラはいわゆる天井クレーンの横桁のフレーム上から被写体を狙っている。天井クレーンはせいぜい土間から15m前後だったろうから、大して高くはない。問題は大ピットと呼ばれる、土間より20m近く掘り下げられた開放地下で、写真には写っていないが、実はこのクレーンはそのピット上方に停止しているのだ。
さらにクレーン桁上には僅かな手すりしか付いておらず、この時は安全帯も装備していなかった。
自分による撮影は無事終わり、ファインダーから目を離したら…自分の居る高さと、か細い手すり、滑りやすい足場で柱際にある昇降用梯子にたどり着くまで大往生した。膝が笑ってしまい這うようにして伝い歩いた訳だ。
滑らない足場と、委ねられる手摺があると無しでは、恐怖感がまったく違うことを知らされた過去の思い出。
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