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2004.08.24

「りくぜんたかた」

第19回南三陸サイクルロード「りくぜんたかた」に参戦。

まえがき
このレースは自転車を始めた頃から気になっていた。未知のエリア、あまりの遠さと、残暑厳しい季節もあり、これまで参戦することはなかった。今年は色々な障害もあり、レースへのモチベーションも低下気味。そんな環境に変化を求め、敢えてずっと気になっていたレースに参戦を決意したのは、申し込み締切日の7月20日であった。

結果
シニア40の部(40歳以上 男子45km)。DNF(途中リタイヤの意)。これまでも周回レースのルールで途中棄権を強いられたことはあったが、自らの判断でリタイヤを申し出たのはこれが初体験。一体何が、男をそうさせてしまったのか・・・・。リタイヤ後は想像を絶する自己嫌悪感に襲われ、後悔しきり。人生色々勉強させてくれます。

準備
真夏の炎天下連は男には逆効果であることは、数年前から気付いていた。特に今年の夏は連日の猛暑で、早朝連以外で外乗りは1ヵ月以上皆無に近い。従って短距離系を高めの負荷で走り、2週前からは朝連を意識して取り入れ、夏期休暇とした直前の木金曜と朝連を励行し、現地入りした前日のフルコース試走で仕上げ。

(以下9.11後記)
事前試走
現地待ち合わせの崎村グループ(本人と友人のディーン、アスリートSonomiママと彼らのお子様)が遅れている。到着まで1時間は掛かろうということで、コース前半は一人で行く。コース中最高勾配はスタートして約2kmの大石峠。歴史ある道路の峠は新しい自動車道路と違って比較的楽なのは何処も同じ。さらに距離も短くピークが見えるので気分的にも楽チン「これなら明日切れることもなかろう」。道の駅まで不慣れとは言え他の試走者の案内で戻り、崎村と合流しコース後半も走る。半島に出ると細かなアップダウンの連続であるが、勾配もそこそこまでで登りの距離も短く、ここでもピークが見えるので勢いで行ける。「これなら明日は結構楽しめるかも?」。確かに公道レースだが、やはりコース取りには苦労の後が見える。大きな通りを避け、裏道枝道を繋いでいる。

宿
隣町の大船渡に気の利いた民宿「菊水館」を取ってもらい、旬前の秋刀魚の刺身と地焼酎をたらふく戴く。レース前日なのに。

レース
そもそも、何の迷いも無く「シニア40歳以上」に申し込んだ。後に後悔したがそれは後のまつり。自転車(市民レース)を知らない方々は年齢クラス分けというのは普通に聞こえるだろうが、こと自転車ではそうとは限らない。そもそも40歳を越えて自転車レースを続けている人間は(男を除き)、大半が普通の中年では無い。
常勝の超人先生(但し50歳超)も居るし、他の「松ヶ丘'90」軍団も。それにここ数年に40歳台になったらしい実績豊富な選手の名前も見える。

スタート
エントリー順のグリッドは最後列。市役所前をスタートして国道に出るまでに前方にポジションを上げる。国道に出て程なくすると大石峠が始まる。前日の足応えもあってアウターで行く。集団は一塊だしペースも上がらない。良い展開だ。ピークを目の前にして少し遅れ始め集団の後方に。ここで焦らなかったのが全てだった。ピークを越える時の速度差が致命的なのは知っている。いわゆる目視の速度差以上に下りに入る時の速度差は大きく影響する。だからレースではピーク直前からさらに踏んでピークを越える時の速度低下に注意しなければならない。

挽回
下り始めてすぐ、集団から取り残されたことに気付いた。集団はもう100m以上前方を下っている。必至に踏む。珍しく70km/hを越えている。すぐに周囲の選手はいなくなった。まずい、一人だ。集団との差は見る見る開く。詰らない…
国道から逸れ、川沿いを海へ向かって下るが向かい風だ。力尽きる頃、競技審判車に追い越され、レースの最後尾であることも見限られてしまった。後続(と言っても恐らく一緒にピークを越えた選手達)を待ち、4名で協力しあって先を急ぐが、協力という意思疎通ができていない。

応援
12km過ぎに道の駅の裏手に戻るが、ここでは参加関係者の応援が多い。女房の姿も見えるが心配そうに応援してくれる。恐らく集団内に男の姿が確認できず心配していたことだろう。このまま最終走者まで確認できなければ、集団内で見失ったに過ぎなかったのに。

棄権を決意
意思疎通できない4名のまま半島を目指す。それでも一人の方は要領を心得ているようだったので、彼と協力しあって行けば違った結果もあったかも知れない。結局、男に力が無いのは良く判っているのだが、弱いながらに描いたシナリオと、目の前の現実との決定的な違いをこの日は受け入れられず、気力を失ってしまった。
19kmコースの分岐看板を見てメットキャップを取り、コースアウトした。あとは19kmコースを何とも表現できない自己嫌悪感を抱えながら、人目につかないようにひっそりとスタート地点に戻った。コース上は次グループのスタート準備でごった返していた。

あらためて思い返してみると、何も知らずに初めて出場したチャレンジロードの時と同じような打ちひしがれ方に似ていた。チャレンジの後は自分の能力を知り、力相応のシナリオを描いてきたので、毎回優勝には程遠くてもそれなりにレースを楽しんで来れたのだろう。何れにせよ、まだ自分自信が十分に理解できていなく、誤解や驕りのかたまりでやって来てしまった。自戒せねば。

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Comments

え~!「続く」ですかぁ・・。
いくら暑くっても45km、なんで降りたんだろう。まだ地点も明らかではないけど、降りるとすれば広田半島?

今、完結編に気づき、拝読しました。なるほど、そういう展開でしたか。
来年またがんばりましょう。僕もまた申込みだけはします^;

内容がカッコ良くないので「追記」については告知してません。これで皆、気付いちゃうでしょうが、真実だからしょうがないです。

同レース2位のパインの野崎さんが先頭グループの展開をレポートしてます。
http://members.jcom.home.ne.jp/pinehills90_2/result04.htm

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