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2003.01.21

進学

その時、男にはまだわだかまりがあった。

「おめでとう」という言葉が素直に出なかった。これには多少自己嫌悪に陥った。

日曜日、合格通知が速達で届いた。ほんの昨日のこと、息子は入学試験に臨んでいた。考えた挙句での「専門学校」であった。ここまで宅浪とは言え、本人がどれだけ悩み、心配したか、改まって確認したことは無いが、ただ何となくではなかった筈なのは確かだろう。

父親としては、やはり4大、出来れば国公立の著名な大学を志望して欲しかった。何故かといわれると「寄らば大樹の....」感も無くは無い。将来の明確な目標が無い自分達の世代ではひとつの絶対的な選択であった筈だ。

しかし、昨今の状況といえばどうだろう。もちろん進学した本人次第であることは今も昔も変わりない。しかし、大就職難であることには間違いない。有名4大卒だけでは就職できない。それでかどうかは知らないが修士課程への進学が多いと聞く。で、修士以降も研究畑に残るかといえばそうでもない。新卒社員は自分を失いかけている輩が多い。

息子は「幼児教育」の道を選んだ。凡そ男の選択肢には無かったものだ。昨年失敗した大学卒業の場合、「学士」であり一種国家試験合格まで付いてくるらしいが、息子は「園長」への可能性も望まなかった。そういう意味で、尊重もしたい。どんな道も多くの苦労が待っているであろうが、自分で決めた道、頑張って欲しい。

何日か経った今「おめでとう」が普通に言えるようになった。自主性の尊重の功罪が判る日など、いずれにせよ来ないことは判っている。

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