弱っちいやつ。

男は疲れていた。

浜松町から物BBQ、社の送別会＋週間業爆に加え、日曜夜の某親睦会。
昨夜は狙って定時帰宅....だが、駅を降り階段を下ろうとしていたその瞬間、男は知った顔がこちらに向かって歩いてくるのに気付いた。相手が男に気付くのもほぼ同時であった。

お互い、ほぼ1年振りの御無沙汰に詫びた。その知合いというか、彼は中学高校を同じく過ごした旧友なのだが、酒が大好き、所謂左党である。自宅までの道中、活気の無い呑み屋で一杯、二杯。そして自宅に招き入れ....とっておきの純米大吟醸をふるまう。

男も良く飲んだ。仕舞いには、自分のろれつもおかしくなっていることに気が付いた。最近色々な仲間で飲む機会が多かったが、飲み友達は社外に限る。
最後はいつものように女房に送らせる。何の因果か彼は結構近くに住んでいて、男が自転車の練習に出かけるときは彼の自宅のすぐ近くを通るのだ。

夜が明けた。
夜中に何度か用足しに起きた。腹痛が...くしゃみが...
男の弱っちいところがでた。今日は休暇にした。